在宅医療めぐりカフェ型会議を開きました

公開日 2016年03月04日

 徳島県立中央病院は3月3日、在宅医療連携推進会議を開催しました。「在宅医療を推進するために必要なこと」をテーマに、グループ討議を実施。中央病院職員、県内の在宅医療関係者ら60人余が、在宅医療の意義、急性期病院の役割などについて、自由に意見を交わしました。「在宅医療に関わる人たちの顔の見える関係をつくろう」との狙いで、一定時間、話し合ったらメンバーが入れ替わる「ワールド・カフェ」方式を採用しました。

 

 向所・患者支援センター長の開会あいさつに続いて、永井院長が在宅医療をめぐる「県立中央病院と徳島県の現状」について講演しました。永井院長は「高齢化社会が進む日本の医療は、病院完結型から生活支援を重視する地域完結型医療にシフトしようとしている。急性期病院の病床削減構想が出て、行政、医師会は連携拠点事業、包括支援センターなど態勢を整える。急性期病院はどのような形で在宅医療に貢献できるか問われる」と問題提起しました。

 

 この日は、在宅医療を担う県内の病院・クリニックの医師、徳島市医師会・徳島県看護協会の訪問看護師や、多くの介護支援専門員らが参加しました。ワールド・カフェでは60人が7つのテーブルに別れ、自己紹介してから意見交換。各テーブルでは「病院でできて、在宅でできないことはほとんどありません」「在宅医療で仕事もできるし、親と子供の顔を毎日見られる幸福感が得られます」と、在宅に関わる医師、介護関係者から指摘がありました。一方で、そういう実情を知らない人も多いため、まず「在宅医療のことを(医師・患者に)知ってほしい」「若いドクターこそ、こういう研修会に出て来て理解を深めて欲しい」との意見。急性期病院の備えとして、「患者本人の意思があるなら、在宅医療を選択肢として、仕組みをきちんと説明できる人材が病院側に必要です」などと注文がありました。

 

 1回20分のカフェを、メンバーを入れ替えて3回実施。アイデアはテーブルの模造紙に書き込み、テーブル司会者が次のセッションで紹介するという仕組み。最後に各テーブルから報告があり、「入院中に(自宅で)試験外泊。そこへ看護師が訪問してあげるような取り組みを」「患者に家へかえりたい気持ちあるなら、入院中から介護の手ほどきをしてあげたい。(介護スタッフへ)早く連絡いただけたら対応します」「入院したその時から、退院の準備にかかろう」など、提言が相次ぎました。永井院長は「この会は再度やりたい。顔のみえるいい関係をつくっていきましょう」と受けました。

 

 

 

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