肝臓がん

肝細胞がん(消化器科)

肝臓がんの多く(9割くらい)は、肝細胞がんと呼ばれるタイプです。肝細胞がんに対する治療は、外科手術治療の他に、ラジオ波焼灼療法(RFA)、エタノール注入療法(PEI)、肝動脈塞栓療法(TAE)、肝動注化学療法(TAI)、全身化学療法、放射線療法など多岐にわたっています。個々の患者さんのがんの状況や肝臓の状態(肝の予備能力)に応じて、適切な治療方針を選択し、上記の治療を実施しています。また、肝内胆管がんと呼ばれる比較的まれな肝臓がんに対しては、外科切除することが望ましいのですが、それが難しい場合には化学療法を中心とした内科治療を行っています。

治療

肝細胞がんの治療は、腫瘍の部位や大きさ、肝機能の状態など総合的に判断して治療方針を決定しています。

腹部超音波ガイド下に病変にたいして、体の外から針を刺し(穿刺)、がんを100%近いエタノールを注入して殺したり(PEI)やラジオ波でがんを焼灼したり(RFA)しており、最近はRFAが多くなっています。以上のような経皮的局所壊死療法を主に消化器内科にておこなっています。

またカテーテルによる動脈塞栓化学療法(TAE) 肝動注化学療法(TAI)などは放射線科にて行っていただき、共同で治療に当たっています。

経皮的局所壊死療法は、全身への負担や肝機能への影響も少なく、肝硬変を持った方にも行うことができるため、比較的早期の肝細胞がんの治療法として確立し広くおこなわれています。昨年度当科においてはPEI 14例、RFA 46例の治療を行っております。肝臓がんの治療は早期の発見が重要ですが、同時にもともとの肝機能の状態が大きく影響しますので、肝臓のわるい方は近くの先生によく相談されて定期検診を是非受けていただきたいと思います。

肝臓がんの撲滅に当科でも今後も積極的に取り組んで参ります。

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