呼吸同期放射線治療

呼吸同期放射線治療(respiratory gated radiotherapy)

呼吸によって位置が移動する可能性が高い腫瘍(肺癌や肝臓癌等)はこれまではその移動する範囲を全て放射線をあてなければなりませんでした(例えば息を吸った時は放射線があたるが、はいた時には当たらないでは治療効果が弱いばかりか副作用が出る可能性がある)。しかし、例えば同じ様に息止めができれば、息を止めた時だけ放射線を当てればよくなり、放射線を当てる範囲が少なくて済むようになります。そうすると副作用が減る可能性があり、またその分より多く放射線を当てることができ治療効果が高まる可能性があります。当院では息をはいた時に止めてもらう呼気息止め照射と、呼吸をモニタリングする装置(RPMという装置)を用いて息をはいた時のみ放射線が出る様な機械を用いて呼吸同期照射を行っています(徳島県では当院が最初に開始しました)。

呼吸同期照射(呼気息止め照射含めて)


アブチェスという機器を用いた呼気息止め照射の様子


RPMという機器を用いた呼吸同期照射の様子


いずれにしても、実際の治療中はX線透視を用いて腫瘍に放射線がきちんとあたっているかを毎回確認している